昨年行われた「TRILL」元編集長・橋本夏子さんによるライター講座。事後課題として「この冬おすすめしたい旅先」のレポートで函館のスノーシューツアーを書きました。
ちょうど旅色本誌が函館特集なので、せっかくだからいただいたアドバイスを参考にリライトしてみました!
「全般的な文章なので誰におすすめか、ターゲットはどこか?を意識して要素を追加したり、体験や感想を入れてオリジナル性を」とアドバイスをいただいたので、「ウィンタースポーツが久しぶりな人」をターゲットにタイトルを変更。スノーシューを履いた時のことなど感想の書き込みを増やしてみました。
普段ブログを書いたら書きっぱなしな私。よりターゲットに届く文章を意識して書き直すのはとても新鮮で学びになりました。
冬ならではのアクティビティといえばウィンタースポーツ!ゲレンデをスキーやスノーボードで滑るのは楽しいですよね。とはいえ、用具の準備やゲレンデへの交通など意外とハードルが高い。そして、学生や若い頃はスキーやスノーボードをした人も最近はご無沙汰という人も多いのではないでしょうか。私自身がまさにそう。久しぶりすぎて転んでばかりで楽しめない…翌日以降の全身筋肉痛の恐怖…と躊躇う理由がありすぎる!
でも、久しぶりにゲレンデ行って雪を楽しみたい。そんな私にぴったりなアクティビティを函館旅行の時に見つけました。それがスノーシューツアーです。スキーやスノーボードと違い小さいお子さんでも練習せずに出来るので親子連れも楽しめます。ガイドの方が連れて行ってくれる銀世界はまさに絶景。おいしいゲレンデ飯も食べられる大満足なスノーシューツアーをご紹介します。
函館駅から1時間!旅行者も行きやすい函館七飯スノーパーク
函館市内から車で50分とアクセスの良い場所にある函館七飯スノーパーク。函館駅からも電車とシャトルバスを利用し約1時間ほどで行けるため、旅行者でも行きやすいスキー場です。
山頂へ向かうゴンドラはウィンタースポーツをしない人でも乗車可能。頂上にはおしゃれなレストランもあり、気軽に銀世界を楽しむことができます。
アクセスの良さだけでなく雪質も抜群で、スキーヤーやスノーボーダにも人気の七飯スノーパーク。せっかく来たなら見るだけでなく雪質も体験したい!でもウィンタースポーツは自信がないな、という人におすすめなのがスノーシューツアーです。
深く積もった雪の上でも沈まないようにサポートしてくれるスノーシューを履き、ガイドの案内でゲレンデ内の絶景を歩いて回ります。スノーシューはもちろん、ウェアやブーツを半日だけでもレンタルできるので、手ぶらで来ても安心です。
(ゴーグルや手袋のレンタルはないので持参するかショップでの購入が必要です)
スノーシューをはいて新雪の銀世界へ!
山頂のそばにある展望台からは雪山を見渡せる絶景。私自身スキー場に来るのは10年以上ぶりだったので、久しぶりに見る白銀の世界に感動もひとしおです。
まずはスノーシューを履き、歩き方のレクチャーを受けます。かなりの深さな積雪の上でもスノーシューのおかげで全く沈まない不思議な感覚。雪の上に乗るスキーやスノーボードとは違い安定感があるのも安心です。気をつけなくてはいけないのが、スノーシューを履いたまま後ろに進むことができないこと。後方に進むときは一回転歩いて回る必要があります。ガイドの佐伯さんが丁寧に教えてくれるので、初めはぎこちなくてもすぐに慣れて歩けるようになりました。
ツアーコースはスキーコースとは逆方向にある誰も踏み入れていない新雪の場所。スノシューごしでもわかるくらいフワフワでモッフモフな新雪は歩くだけで気持ちいい……!
コース内は深い雪で一見平坦に見えますが、急斜面や地熱で雪中に空洞ができている箇所があるため、ガイドの佐伯さんの後ろについて進んでいきます。佐伯さん自ら歩いて企画したツアーコースには見所もたくさん。
裸の木々にところどころ丸く固まってる雪は樹氷だそう。風の影響で枝に雪が丸くつくのだとか。
ヌシの木と名付けられた大きく空に向かって枝を伸ばす木もとてもフォトジェニック。
陽の光に煌めく樹氷は、まるで映画「アナと雪の女王」に出てくる世界のように幻想的です。
さらに奥に進んだ樹氷の林に囲まれた広場のような場所では、ふかふかの新雪に思いっきりダイブする体験も。背丈以上に雪が降り積もった地面に背中から倒れ込むと、全身に雪の柔らかさやほんのりとした温かさを感じられました。
以前は自衛隊で教官を務めていた佐伯さん。当時の雪中訓練の様子や、吹雪や雪崩の時に身を守るシェルターとなる雪洞(せつどう)の作り方など興味深いお話も教えてもらえました。
スノーシューツアーは小さなお子さんを抱っこしたまま参加したり、スノーシューを履いて歩ける子だったら一緒に歩いて参加できます。参加者に合わせてコースも変えているそうなので親子連れでも安心です。
ゲレンデの絶景カフェで味わうジューシーなハンバーグは必食!
2時間近く雪の世界を歩くと程よい疲れとともにお腹も空いてきます。ツアーの最後は駒ヶ岳を正面に見る絶景の山頂カフェ「PEAK CAFE」でランチタイム!景色だけでなく料理にもこだわっているのでランチも絶品です。
目の前の銀世界を楽しみながら熱々ジューシーなハンバーグをいただきました。スノーシューツアーでは開催時間によってはランチではなくティータイムのことも。函館七飯スノーパーク系列のホテルのパティシエが作るスイーツも人気があっておすすめなんだそう。
街観光だけじゃない!冬ならではのゲレンデ体験で冬の函館を楽しもう
いかがでしたか?スノーシューツアーは移動時間も含めて半日程度で行けるため、函館市街にもどり観光を楽しむことも十分可能です。函館には温泉もあるので疲れた体を癒すのもおすすめ。スキーやスノーボードができなくても雪の世界を満喫できるスノーシューツアーで冬の函館をめいっぱい楽しみましょう!