編集部員やゲスト講師によるライター講座、2023年最初の回のご案内です! 今回のゲスト講師は歌人の東直子さん。旅をテーマにした短歌を募集し、東さんに添削いただく実践講座です。雑誌への短歌投稿をきっかけに、歌人としてまた小説家としても活躍されてきた東さんに、直接コメントいただける貴重な機会です。

千年以上前から作り続けられている短歌ですが、最近では個人の体験や感想をこの31音で表現しSNSで発信する人も増えるなど、以前より身近な存在になりました。季語などの決まりがない分、自由に書けるのが現代短歌のいいところ。同時に、限られた文字数の中でどのように表現するか、言葉を厳選し、そぎ落とす力が試されます。旅記事やブログ、SNSでの表現にも役立ちます! 年末年始のまとまった時間、過去の旅を振り返ったり、今の気分と向き合ったりして、旅を短歌で表現してみましょう。

短歌とは?
短歌は57577のリズムで言葉を整えてつくる一行の詩です。その他には特に決まりはありません。あなたの記憶を自由に短歌で表現して下さい。

お題:旅
旅に関する内容であれば、「旅」という言葉を使わなくても構いません


<旅をテーマにした短歌例>
たくさんの空の遠さにかこまれし人さし指の秋の灯台         
杉崎恒夫『食卓の音楽』

四万十(しまんと)に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら              
俵万智『かぜのてのひら』

くしゃくしゃのシャツの男と夏の月見上げておりぬ    船はまだですか            
東直子『青卵』

短歌の〆切は2023年1月10日(火)まで!
まずは難しく考えずに、つくってみましょう。言葉を選んだり、考えてみることが大切です。応募作品は何作でもOK。イベント当日はお名前を伏せて寸評しますので、はじめてで不安だという方もご安心ください!
作品は、メールの宛名に「ライター講座」と書いて編集部<likes.tabiiro@brangista.com >までお送りください。



◆東直子(ひがし・なおこ)さん
歌人、作家。1996年第7回歌壇賞、2016年小説『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。歌集『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説『とりつくしま』『階段にパレット』、歌書『短歌の詰め合わせ』『短歌の時間』、エッセー集『千年ごはん』『愛のうた』『一緒に生きる』、穂村弘との共著『短歌遠足帖』、絵本『わたしのマントはぼうしつき』、最新刊は『レモン石鹸泡立てる』。


◇お願いしたいこと・注意事項(ZOOMで参加の皆様へ)◇
・本講座は、ビデオ会議ツール「Zoom」を利用して行います。事前の登録および、出席予定の環境でZoom が使用可能であることを事前にご確認ください。
・講座中声かけをさせていただきますので、Zoomの表示名と、コミュニティ登録名(ニックネーム)は事前に同じ表記に設定してください。
・アーカイブで表示される可能性がございます。ご了承ください。
・イベント配信中の録画や撮影は禁止いたします。
・通信環境による接続障害などの視聴不良については、責任を負いかねます。

▽Zoom推奨環境
Zoomに関してはこちらをご覧ください。
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362023

事前にこちらのテストURLから接続確認をすることをお勧めします。
https://zoom.us/test