五感で出雲を味わうという、画期的なディナーセット
「出雲を旅するフレンチコース」がクール便で家に届きました。
予報ではクリスマスの夜が雪だったので、外出せずこの日に
おうちレストランを楽しむことにしました。
以前、出雲を訪れた時「こんなに素晴らしい環境の海の幸・山の幸を食べ尽くしたいものだわ」という野望を抱きながら、時間の限りがある中で出雲大社や日御碕灯台近くで出雲そばや海鮮丼を食べたのを思い出しました。今回、旅行中に出合えなかった厳選ご当地食材を家に居ながら味わえるなんて!
湯煎やトースターで温めるだけの、今の加工技術にも衝撃を受けました。
(興奮で食レポが長文になりそうなので、できる限り纏めてみました。)
出雲牛のステーキとズッキーニのエクラゼ
希少な出雲牛、県外にほとんど流通していないのでは?!良質で美味。
お肉のボルドーとズッキーニの鮮やかな緑色のコントラストまで流石です。
大和しじみのエスプレッソ
しじみの身も沢山入っていて、お出汁の味がしっかりと出て体に染み込みます。
竹墨の黒さを足し、エスプレッソに見立てるアイデアに感動しながら戴きました。
出雲産柚子、海老と野菜のマリネ
色とりどりの野菜を目にした瞬間、思わず「キレイ・・✨」と目を細めてしまいます。
海老の大きさも贅沢。柚の風味でさっぱりとエンドレスで食べられると思った冷菜。
出雲しいたけのグラタン
肉厚で食べ応えたっぷりの出雲しいたけ、知らなくて損してました。
ベシャメルソースとも相性が良いことも思い知らされました。うまっ。
パティスリー・ド・パラディの湯種パン
このパンは食事の脇役で食べるというより、翌朝に主役として味わいたいと思いました。イーストとバターの香りのふっくらパンが有れば、冬の朝もパチっと目覚められそう。
ネッカ卵のヌガーグラッセとカヌレ
ヌガーグラッセは、ラム酒とナッツで私の好みど真ん中。煮詰めて水分が少ない為か、溶けにくく口当たりが軽い。カヌレも外側のビター味と中のカスタードの甘さが大人向け。
とにかく、総て全力投球のおいしさで感動しっぱなしでした。
手元に届くまでの生産者側の並々ならぬ努力を感じて
食べる度に、目をつむって「現代に生まれてよかった・・日本に生まれてよかった・・」と
しつこく呟いてしまいました(そんな挙動不審者は外出しなくてヨカッタ)。
実は、年末の忙しさもあって(?)
ささいなことで夫婦ゲンカをしていたのですが
不思議と、美味しいものを食べると怒ることはできません。
消化と共にわだかまりも消え、楽しい時間を過ごしました。
キャンドルもセットに入っていたので、灯してみました。
普段の見慣れたリビングルームの雰囲気がガラリと変わり非日常な空間に。
外は天気予報どおり雪で、ぐっと冷え込みましたが
家の中で暖かく過ごせました。
この日以降も、冬の夜にキャンドルを灯してみています。
2021/12/30 11:28