アテンションプリーズ!✈
中部支社JALふるさとアンバサダーの利根川と西日本支社JALふるさとアンバサダーの日髙です。
それぞれ地元に移住して、約2年が経ちました。
全国に22名いるJALふるさとアンバサダーは、普段は配置された支社で別々の業務にあたっておりますが、今回は利根川と日髙の2名がそれぞれの拠点を出発し、周辺のおすすめスポットと共に、魅力あふれる古道歩きをご紹介いたします。

写真2:熊野古道地図.png 345.01 KB熊野古道地図

聖地熊野には、中部国際空港セントレア(NGO)、関西国際空港(KIX)、南紀白浜空港(SHM)、大阪伊丹空港(ITM)など複数のゲートから出入りできます!

日髙:南紀白浜空港から出発

写真3:西日本支社JALふるさとアンバサダー 日高.jpg 540.35 KB西日本支社JALふるさとアンバサダー 日高
※「熊野白浜リゾート空港」は2024年1月に決まった「南紀白浜空港」の新しい愛称です!

東京・羽田から南紀白浜空港まで飛行機で約1時間10分、
白浜エリアには、夏には大にぎわいのビーチやテーマパーク、歴史のある温泉地があります。
関西屈指のビーチ「白良浜(しららはま)」や、パンダを間近で心行くまで眺めることができる「アドベンチャーワールド」までは、車でなんと約5分。
東京から飛行機で行ける最も近いリゾート地とも言われています。
写真4:アドベンチャーワールド.jpg 492.94 KBアドベンチャーワールド

南紀白浜空港では、白浜町内のホテルや旅館までの「手荷物配送サービス」を実施してるため、二次交通に不安な方も安心。
自転車の貸し出しもされており、私も実際に和歌山を満喫できる自転車旅を楽しんだ経験があります。

▼詳しくはこちら   


南紀白浜空港では、コンセントが設置されているスペースで仕事をしたり、飛行機が間近に見えるソファー席でくつろいだりすることもできます。写真5:南紀白浜空港.jpg 464.36 KB南紀白浜空港

利根川:中部国際空港セントレアから出発

写真6:中部支社JALふるさとアンバサダー 利根川.jpg 1.88 MB中部支社JALふるさとアンバサダー 利根川

中部エリアの空の玄関口として、国際線・国内線の充実した航空ネットワークを誇る「中部国際空港セントレア」は平成17(2005)年に開港しました。
第1ターミナル内には、航空機が発着する様子を展望できるスカイデッキの他、ご当地グルメが味わえる飲食店、みやげもの店などを備え、空港自体がまるでテーマパークのよう。
写真7:3階出発ロビー(中央)中部国際空港株式会社提供.jpg 2.86 MB3階出発ロビー(中央)中部国際空港株式会社提供

展望スカイデッキは、とにかく広い!
しかも滑走路まで300mの近さとあって、とにかく迫力満点!
訪れる度に新鮮な感動、そして「旅に出たい」という気持ちをかきたてられる場所です!写真8:スカイデッキ 中部国際空港株式会社提供.JPG 5.81 MBスカイデッキ 中部国際空港株式会社提供

写真9:駐機風景(国内線)中部国際空港株式会社提供.jpeg 195.81 KB駐機風景(国内線)中部国際空港株式会社提供

空港内には、ボーイング787初号機を間近で見学できる「フライト・オブ・ドリームズ」もあります。
1階のフライトパークは楽しく遊びながら航空機や空港に触れていただける無料エリア、2、3階の商業エリア「シアトルテラス」ではボーイング創業の街シアトルの雰囲気を味わいながらお食事やお買い物をお楽しみいただけます。
写真10:フライト・オブ・ドリームズ館内 中部国際空港株式会社提供 (1).jpg 1.21 MBフライト・オブ・ドリームズ館内 中部国際空港株式会社提供

鬼ヶ城で合流

写真11:鬼ヶ城にて.jpeg 3.35 MB鬼ヶ城にて

鬼ヶ城は、地震による隆起や風化と波の浸食によって造り出された大岩壁です。国の名勝・天然記念物に指定されている他、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されています。
写真12:鬼ヶ城の岩壁.jpg 689.67 KB鬼ヶ城の岩壁

岩壁には約1キロにわたって遊歩道が整備されており、大小無数の洞窟や奇岩奇勝を楽しむことができます。
こちらから見える朝陽は言葉では表せない絶景です。
写真13:鬼ヶ城から見える夕日.jpg 3.03 MB鬼ヶ城から見える朝陽

鬼ヶ城センター2階にある「海の見えるレストラン」で昼食をいただきました。
熊野地鶏や熊野鯛を使ったメニューを楽しめるお店で、天気のいい日にはテラス席でのお食事もおすすめ。
中には熊野でしか味わえない珍しいご当地メニューもあり、海を見ながらゆっくりお過ごしいただけます。
写真14:鬼ヶ城センターでランチ.jpeg 3.28 MB鬼ヶ城センターでランチ

写真15:赤鬼ソフト.JPG 1.56 MB「赤鬼ソフト」ぜひ一度は挑戦していただきたい激辛ソフトクリームです

熊野川三反帆

鬼ヶ城から車で約40分、続いて訪れたのは「熊野川体感塾」。
こちらでは長い歴史のある「三反帆(さんだんぼ)」を今もなお作り続けているそうです。
川の熊野古道として世界遺産に登録された悠久の歴史が流れる熊野川。
現地に行くと、壮大な自然に心が洗われます。
三反帆とはその名のとおり3枚の帆を帆柱に掲げ、熊野川独特の風を捉えて進むことができる舟のこと。
歴史を伺い知識をたくわえ、いざその川舟に乗船。
写真16:三反帆にて.jpg 477.43 KB三反帆にて

写真17:風を切って進む三反帆.jpg 542.17 KB風を切って進む三反帆

風がとっても気持ちいい!
世界遺産「熊野速玉大社」へ参拝したい方は、「熊野速玉大社」近くで降ろしてもらい、そのまま向かうこともできます。

熊野古道伊勢路

ここからは今回のメインイベント、「紀伊山地の霊場と参詣道」熊野古道伊勢路歩きです。
「熊野古道語り部友の会」の福田さんと一緒に松本峠を出発し、花の窟を目指して歩きました。

峠のほとんどの道に美しい石畳が残り、木漏れ日が降り注ぐ竹林に囲まれています。
生きながら、生まれ変わることができると言われる熊野。
古くから多くの方が救いを求めに訪れたそうです。

また、かつては弱い立場とされていた女性や盲目の方、感染症を患った方などを受け入れたという熊野には、現代社会に通じる多様性が1000年以上も前から息づいていたことに感銘を受けました。
写真18:熊野古道伊勢路.jpg 704.8 KB熊野古道伊勢路

写真19:ガイドさんとともに撮影.jpg 753.49 KBガイドさんとともに撮影

写真20:七里御浜と、山並み.jpg 438.22 KB七里御浜と、山並み

峠から約10分程南東へ歩くと、熊野速玉大社がある新宮まで約22kmも続く七里御浜と、山並みが一望できます。
さらに進むと見えてくる世界遺産の獅子岩。
海に向かって吠えるライオンのような形をしたこの岩は、古くから隣の神仙洞とともに熊野市山中の大馬神社の狛犬とされています。
写真21:獅子岩.jpg 283.18 KB獅子岩

花の窟

伊勢路歩きをスタートして90分、今回の熊野古道歩きのゴール、花の窟に到着しました。
澄んだ空気と、厳かな雰囲気に思わず息を呑むほど。
『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」として登場する、神々の母であるイザナミノミコトのお墓であり、まさに日本のルーツともいえます。
また、ご神体に直接触れることができる珍しい神社です。
実際に私たちも触れてみました。
写真22:花の窟にて.jpg 1.18 MB花の窟にて

写真23:ご神体に直接触れてみる.jpg 1.13 MBご神体に直接触れてみる

上にかかる綱は何でしょう。
花の窟では年2回、例大祭を行います。神々に舞を奉納し、日本一長いともいわれている約170メートルの大綱を岩窟上45メートル程の高さの御神体から境内南隅にわたします。
この「お綱掛け神事(おつなかけしんじ)」は、古くから行われており、三重県の無形民俗文化財に指定されています。
写真24:お綱掛け神事(おつなかけしんじ.jpg 642.52 KBお綱掛け神事(おつなかけしんじ)

いかがでしたでしょうか。

今回は南紀白浜空港、中部国際空港から参加した熊野古道の伊勢路歩きをお届けしました。
伊勢路の他にも熊野古道にはそれぞれに日本の歴史がつまったさまざまなルートがあり、歩きながら身体を動かすことで心身ともにリフレッシュすることができます。

魅力あふれる紀伊半島にぜひお越しください。