昨年に続いて、ようやく5月から各都道府県で県民割が開始。5月〜6月に隣県拡大をして、先日、全国旅行支援が開始すると報じられました。

ただ宿泊業界の現場では、全国旅行支援について情報が降りてきておらず、各県民割がいったん区切りとなる7月中旬から行われることは懐疑的です。お盆は対象外となる可能性を考えると、8月中旬以降からの開始が濃厚でしょうか。

クーポン対応をどうするか?紙かオンラインか?施設でのオペレーションをどうするか?課題は山積みですからね。ということで先行きは少しわからないのですが、ひとまずここまで続いてきた県民割の活用法をご紹介したいと思います。

お得に予約する方法

県民割の多くは、OTA予約サイトを経由しますが、この前提が県民割をお得に利用するために欠かせません。


なぜなら県民割はあくまで行政が主導する旅行支援であり、各OTAが主導する旅行キャンペーン(ポイントUPやクーポン)とは別軸だからです。言い方が少々、遠回しでしたね。

つまり、OTAを経由する県民割が、各OTAが独自で行なっているキャンペーンと併用可能ということを意味しています。この併用の仕方次第で、圧倒的な割引率を叩き出すことができます。

その中でも、特にオススメしたいOTAが「じゃらん」です。その理由は以下のとおり。

OTA独自ポイントを利用する

IMG_0766.JPG 4.57 MBじゃらんでは現在、キャッシュレスの促進のために、特別キャンペーンを行なっています。それが事前カード決済。

「事前カード決済でポイント10%」というアイコンのついた施設の予約で事前カード決済を行うと、予約金額の10%がポイント還元されます。

またじゃらんでは通常、予約金額の2%がポイント還元される仕組みですが、スペシャルウィークなどのセール期間にはポイント最大15%まで還元率がアップする特集も存在します。(参画施設は限られますが....)

後者についてポイントUPが適用できるタイミングに差はあれ、最大で10%+15%=25%のポイント還元まで狙うことが可能なのです。

ちなみにポイント還元対象金額は、クーポン・ポイント使用前の金額。例えば2人で32,000円(事前カード決済、ポイント10%UP時期)の予約を取ったとしましょう。

32,000円→(県民割)→22,000円
旅行後、32,000円×20%=6,400ポイント還元
【実質】32,000円→15,600円    になります。

クーポン掛け合わせを利用する

IMG_0531.JPG 2.95 MBじゃらんを経由する時には定率適用:Aタイプ(予約金額に対して上限5,000円までの値引き)か行政原資クーポン:Bタイプ(券種は各OTAによる)になっています。

その中で、特に狙い目はAタイプです。Aタイプにおいては、県民割はクーポン扱いになっていません。そのため、県民割に加えて最大割引3併用ができます。

例えば岐阜県郡上市での宿泊予約。岐阜県はAタイプで、7月1日から郡上市がじゃらんで行政クーポンを出しています。また現在、スペシャルウィークのセール期間で、じゃらんクーポンも出ているのもポイントです。

つまり、県民割Aタイプ+行政クーポン(郡上市)+じゃらんクーポンの3併用が可能です。また同じく例を挙げると...

例えば2人で32,000円(事前カード決済)で郡上市の予約を取ったとしましょう。

32,000円→(県民割)→22,000円→(郡上クーポン)→17,000円→(じゃらんクーポン)→14,000円
旅行後、32,000円×12%=3,840ポイント還元
【実質】32,000円→10,160円    になります。

タイミングどんぴしゃでないと難しいため、かなり難易度は高いですが、理論上は可能です。筆者も早速、郡上のひるがの高原のお宿で上記を実践しました!

ポイントを予約後適用する

IMG_0544.JPG 6.28 MBそして、じゃらんの最大の魅力といっても良いのが、ポイントの予約後適用です。

楽天トラベルであれば予約を取り直さないと適用ポイントを変更できませんが、じゃらんでは予約後に何度でも適用ポイントを変更できます。

これから付与されるポイントを見越して予約を取り、実際にポイントが付与されたらその都度適用する。これを行うことで、ポイントをロスなく次の旅行の予約にも当てられます。

いかがでしたでしょうか?正直かなりの裏技なので頭を使いますが、かなりお得なのは間違いありません!筆者も上記のやり方で5〜7月で5泊ほどしましたが、合計で7万円ほどお得になりました。

旅行回数の多い方こそ、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?