はじめに
大好きなアーティストのライブのために遠征することはありますか？わたしは東京住まいなのでだいたい都内で事足りるのですが、今回は希望の「推し」のライブが横浜会場でしか当選できなかったので遠征となりました。せっかくなら、ライブの前に疲れない程度に観光したいな、と思い立ち、半日の時間を確保しました。ライブは3時間近く立ちっぱなしになるので、あまり疲れる観光をすると「推し活」のエネルギーがなくなってしまいます。そのへんのさじ加減を考えながらの観光でした。
訪れた場所
①横浜中華街
②ホテルニューグランド
③大さん橋
④赤レンガ倉庫
⑤みなとみらい（パシフィコ横浜）
推しの活動のために会場入りする予定が１７：００だったので、午後1時から4時間程度の横浜観光を敢行しました。
中華街に到着したのが13時過ぎでした。いつもは休日ばかり赴く場所だったので、平日の中華街はむしろ初めてかもしれません。予想以上にインバウンドの観光客が多く、中華街といえども中国語がたくさん飛び交い、本当に中国に来たかのような錯覚に陥ります。
中華街は「食べ歩き」をしよう、と連れ立った相棒と決めていたので行き当たりばったりでした。
小籠包が大好きな相棒と、点心が大好きな私が見つけたお店がここです。
四川麻婆
麻婆豆腐が美味しいと評判のお店ですが、私たちは王道を行かず、我が道を行きました。
相棒曰く、「理想の小籠包」だったそうです。私が注文した8種類の点心は彩もきれいで１つ１つの味が凝っていて、もっと色々食べたいと思いつつお腹が満たされる満足感でした。
中華街を1時間半ほど歩き回ってから、向かったのがホテルニューグランドです。旧館のクラシックな雰囲気が大好きで、少し見学したいと立ち寄りました。
本心は、ここでもナポリタンスパゲッティやプリンアラモードなど、このホテル発祥の洋食を食べようと思っていたのですが、すでにお腹いっぱい。見学のみとなりました。
旧館は現在、宴会場として営まれています。かつてはメインダイニングとしてお客様を迎えていた宴会場ですが、じつは平日だけの「良いこと」があったんです。
ホテルニューグランド宴会場「フェニックスルーム」
本当に限られた平日のみ、宴会場をかつてのメインダイニングとしてよみがえらせる企画なのです。1日前までの予約で優雅なアフタヌーンティーも堪能できます。
寺院建築も織り交ぜた、西洋化をまい進した時代の名残で、フェニックスルームは調度品も内装もかつての趣をそのまま今に伝えています。こんな雰囲気のなかでレトロな洋食やアフタヌーンティーを楽しめるなんて、お値段以上の価値があります！！！
次回の横浜観光は「推し活」ついでではなく、観光メインでこのダイニングを目指したいと思いました。
ホテルニューグランドの旧館を隈なく見学して、山下公園へ向かいました。潮風が心地よく、秋の陽射しが斜めから射す午後3時過ぎ。
山下公園から大さん橋方面を眺めると、あの巨大客船が停泊中でした。「ダイヤモンドプリンセス号」です。
海沿いを散策しながら大さん橋を目指しました。
大さん橋
その日にどんな客船が寄港するか、出港するのかはこちらから確認することが出来ます。
事前に確認したところ、ダイヤモンドプリンセスが17時出港予定で停泊中ということが分かっていました。以前乗船したことのある思い出の船です。間近で再会したいと思い、大さん橋を散策の予定に入れました。
赤レンガ倉庫と見比べてもその大きさがうかがえます。
以前は乗船した船上からこんな景色を見たので、比較すると面白いです。
2017年4月の17時過ぎ、出港したダイヤモンドプリンセス号甲板から赤レンガ倉庫を眺めた風景です。
大さん橋を離岸すると、水尾を引いてゆっくりと動き出した船。ターミナルが少しずつ遠ざかり、見送る人の手を振る様子も見えなくなってきました。
まだ日が長い季節だったので、出港しても明るく、横浜ベイブリッジをくぐる様子を甲板にいた乗客全員が歓声を上げて見上げていました。船のアンテナぎりぎりの高さですり抜けるスリルは手に汗握る瞬間でした。
横浜ベイブリッジを通り抜け、日が落ちる時間には伊豆半島でした。
・・・・そんな思い出を振り返りながら、パシフィコ横浜の海辺からダイヤモンドプリンセス号を見送りました。
私の「推し活」はこれからです。
疲れないように散策したつもりでしたが、一万歩を超え、その後の3時間は立ちっぱなしのライブが少し疲れてしまいました。でも、お天気に恵まれ、ちょうど船が寄港するタイミングにも遭遇し、とても充実した港街満喫の横浜散策となりました。
推し活で訪れる遠征先、メインはライブなので観光で疲れすぎてもいけません。皆さんのお住まいの地域で「推し活」前後にお勧めの「疲れすぎない観光プラン」があったら教えてください。