独身の頃は旅好きだったものの、結婚して子どもが生まれて、ここ10数年はひとり旅から遠ざかっていました。2023年、子どもが中高生になり、コロナも収まってきて、やっと念願のひとり旅を決行! 愛知県を出発、長野県の松本市へ1泊2日で電車旅。これからのひとり旅でも守りたい、5つのマイルールができました。皆さんはどんなひとり旅ルールをもっていますか?
1.カフェに行くこと
もともとカフェが大好きなんで、これはもう一番のmustです!
ランチも、お茶も、カフェに行き。その中から3店紹介します。
ナチュラルで、かわいくて、静かめで、ひとりでゆっくりするのが似合うカフェが好き。
そこでね、ノートを出して妄想するんです。これからの自分とか、次の旅プランとか。
■chiiann(チーアン)
中町通りにある細い路地を入ったところで偶然出合ったカフェ。キッシュランチをいただきました。
松本に惚れて移住してこられたご夫婦が作るお料理が、見た目も、味わいも、本当に素敵。素材の味しっかり、山芋の口どけの良さや、カリフラワーのスープの濃厚さ…。
「あとひと口で終わっちゃう…」と淋しくなるなんて、この飽食の時代に久しぶりでした。
chiiannさんのInstagramはこちらから
■栞日(しおりび)
2階建てのカフェで、2階には飲食スペースと、おっきな本棚にたくさんの本! 一般の書店では売っていないような独自セレクトの本が並び、販売もされています。カフェオレをいただき、しとしと降る雨の中、ゆっくりと妄想タイム。
■PUSH_PUSH(プシュプシュ)
松本駅近くにオープンした、とっても可愛らしいカフェ。レモネードとガトーショコラをいただきました。地元にあったら逆に可愛すぎて入れないかもなカフェも、一期一会のひとり旅だから、思い切って入れちゃう♪
プシュプシュさんのInstagram
2.景色の良い所に行くこと
緑が好き、青い空が好き、朝日や夕陽が好き、お天気がいいだけで元気度120%になる! そんな私なので、景色の良いところには率先して行きたいわけです。今回は緑がいっぱいの「あがたの森公園」へ。
ちょうど緑の気持ちよい季節で、ベンチに座って、木漏れ日や葉を揺らす風、鳥の声などをめいっぱい吸い込みました(吸い込んだと書きたいくらいに、エネルギーが溜まった感じ)。
3.芸術に触れられる場所に行くこと
1や2に書いたルールは、普段の自分の好みから当然といえばそれだけのもの。でも3は、ひとり旅に行ってみて、初めてその魅力に気付きました。今回訪れたのは、松本市美術館。常設の、草間彌生さんの作品展示を見ました。
作品の素晴らしさに吸い込まれながらも、添えられた本人の苦悩を読むにつけ、自分の人生と照らし合わせてしまうことに。ひとり旅×芸術は、相性良しです。一度立ち止まって、自分の深い所と対話してしまう―そんな時間が得られです。また一方で、普段の常識の枠を外して、広く自由に自分が飛べる、そんな時間にも。どんな自分が現れるかは、対話相手として選ぶ芸術作品にもよりますね。
https://matsumoto-artmuse.jp/
4.宿泊は駅近くの女性向けビジネスホテル
電車でのひとり旅だったので、駅に着いてまず荷物を預けることができ、かつ予算を抑えられるところ、ということで、ビジネスホテルを選びました。最初はゲストハウスも考えていましたが、40代も後半になると、寝る時くらいはひとりでゆっくりしたいかもということで…。今回は松本駅徒歩2分の「ホテルモルシャン」さんにお世話になりました。
ビジネスホテルといえど、「ちょっと女性向け」なところが大事です。お部屋の生活感や色合い、アメニティーの充実、朝食の品ぞろえなど、小ぎれいでキュンとするところがあると、旅の満足度がグンと上がりますよね。
5.旅のおともに小説を1冊
そして最後のマイルールが、これ。皆さん、旅のおともに本を持っていきますか?行き帰りの電車で読もうと、事前に1冊選びました。この時から、旅へのワクワクが始まったような気がします。
選んだのは、凪良ゆうさんの「神さまのビオトープ」。ネタバレにならないようストーリーは割愛しますが、日常に非日常が入り込んだようなストーリーを、誰ともつながらず自由な電車の中で読めたのは、ひとり旅の醍醐味でした。ひとりで泣いてましたよ(笑)。
というわけで、今回は、初ひとり旅で生まれたマイルール5つを書いてきました。自分の「好き!」にいっぱい出会えるひとり旅は、いいですね。
普段の暮らしから何とか時間を捻出して、また出かけたいと思います。
愛知県からのひとり旅(1泊か2泊くらいの電車旅)におすすめの行先や、みなさんのマイルールがありましたらぜひ教えてくださいね^^