一足お先に試食させていただきました、「出雲を旅するフレンチコースセット」。
出雲の食材を使ったお取り寄せのコース料理、しかもフレンチ…でも簡単な調理法でおうちレストランになるらしい。簡単と言っても、コース料理ということはそれなりの手間がかかるのでは？
そんなことを考えている間に、セットが冷凍便で届きました。
計7品×2人分のセット＋キャンドル付き。箱を開ければこんな感じで入っています。
同梱されていたパンフレットで作り方を確認した所、確かにあっという間にコース料理が完成する模様。ということで早速作ってみました！
①宍道湖産 大和しじみのエスプレッソ
エスプレッソと名付けられた洋風なメニューですが、味噌としじみという組み合わせで、見た目とは裏腹にお味噌汁をいただいているような、初めてなのになんだかほっとする味わい。黒い色は竹墨の色。しじみと味噌とオリーブオイル入りで栄養価も高い、絶品スープです。
（冷蔵庫で解凍後、鍋で沸騰したお湯で袋ごと3分温めれば出来上がり）
②出雲産柚子、海老と野菜のマリネ
細かくカットされた野菜のシャキシャキ感と、エビのプリッと感、アクセントの柚子胡椒のピリッと感、出雲産柚子風味の味付けが爽やかな味わい。目にも鮮やかで、さっぱりとしているけれど、後を引くおいしさです。
（冷蔵庫で解凍後、カップ状の容器に入っているので、そのままお皿にひっくり返して盛り付ければ出来上がり）
③出雲しいたけのグラタン
肉厚のしいたけの旨味と歯応え、チーズ・ベシャメルソースの乳製品との相性がバツグン。ベシャメルソースに入ったれんこんのシャキッとした食感が効いています。
ただ少し残念だったのが、味はとても美味しかったのですが、パンフレットの写真ではもっと大きいしいたけに見えたので、想像していたより小さい…と感じた点です。おそらく個体差があると思いますし、肉厚なので小さめでも満足感はあるのですが。
（冷蔵庫で解凍後、オーブントースターで焼目が付くまで１０分加熱すれば出来上がり）
④出雲和牛のステーキとズッキーニのエクラゼ
希少な出雲牛のステーキ。硬さや火の通り加減もちょうどいい、噛めば噛むほど旨味を感じられるステーキに、ポルトソースをかけて。
付け合わせのズッキーニのエクラゼも初めての味。食感も残しつつ、ソースに変身したズッキーニの新しい食べ方！お肉とソースだけで食べる時より旨味が広がり、味の変化が楽しめます。
（冷蔵庫で解凍後、ステーキは3分、ズッキーニのエクラゼは1分半、ポルトソースは1分、それぞれ鍋で沸騰したお湯で袋ごと温めれば出来上がり）
⑤パティスリー・ド・パラディの湯種パン
もっちり食感ではちみつの甘さを感じる湯種パン。私はハード系のパンより、もっちりしっとり系のパンが好きなのでとても好みの食感。そのまま食べるもよし、軽くトーストするもよし。料理にももちろん合いますが、ヌガーグラッセを挟めば、ちょっと大人のマリトッツォ風になりそう。
（冷蔵庫で解凍後、軽くトーストすればふんわり食感に）
⑥ネッカ卵のヌガーグラッセとカヌレ
ヌガーグラッセは洋酒の香り漂う大人のデザート。ヌガーという名前からもっとネチッとした重い食感をイメージしていましたが、ネッカ卵を泡立てたメレンゲベースなので、食べてみるとアイスクリームよりも軽い食感の中に、ナッツやレーズンの食感が美味しくて、クセになるデザート。カヌレはカリッとした表面と、中のしっとり食感、甘さとラム酒の香りが楽しめます。
（カヌレは冷蔵庫で解凍すれば出来上がり）
この2年間で世の中が大きく変わって、何でも「おうちでリモート」が当たり前の時代になりました。旅先で発掘された食材が華やかなコース料理に生まれ変わり、旅に行かずともおうちで旅気分が味わえて、料理からその土地の魅力を伝えるこのプロジェクト。しかも手間なくこれだけのメニューが食べられるなんて、贅沢。
おうちで味わえる、料理から始まる旅は今始まったばかり。
これからどんな旅先の味に出会えるのか、とても楽しみです！
ごちそうさまでした。