8月下旬、夏休みももう終わりに差し掛かっていた。
旅好きな私、そして旅好きな娘。今年の夏休みの最後のお楽しみは東北、岩手の旅。
どうして岩手なのか?実は、インスタグラムのとあるフォトコンで受賞し、安比高原のリゾートホテルの宿泊券を頂き、せっかく岩手に行くなら1泊は盛岡も楽しみたいという訳で日程は2泊3日に決定。盛岡は可愛らしいレトロな建物もあるし、なんといっても食いしん坊な私たちを満足させてくれそうな三大麺がある。(わんこそば、じゃじゃ麺、盛岡冷麺)
本来なら一番の目的であった、安比高原のリゾートホテルを最初にブログに記すべきだと思うのだが、笑ってしまうほどのトラブル続き、いまだ怒りが消化できていないのでこちらは後日(いやいつの日か)記したい。
とにもかくにも盛岡駅の新しくできたホテルが素晴らしかったので、こちらを皆さんにお勧めしたい。
ホテル検索サイトで盛岡駅前のホテルを探していたらリッチモンドホテルさんに私のアンテナがピピピ・・・まず、昨年12月にオープンしたばかりの新しいホテルで駅前にある便利なロケーションということとレビューがすこぶる良かった点ですんなり盛岡の旅の拠点が決定。
客室.jpg 2.77 MBなぜかその日はツインの空きがなく、二人なのにトリプル。これはこれで、フロアで一番広い部屋でゆとりがあって良かった。テレビも無駄に巨大であった。
そして小さなテーブルとソファがあるのも快適さアップでまた嬉しいポイント。
さらにうれしいポイントは・・・
LG.jpg 1.94 MB除菌までしてくれるLGスタイラーが備えつけであること。この日は雨が一日中降っていて、着ていた服が二人ともいい具合に?しっとりして、コインランドリーで洗濯とまではいかなくとも除菌、乾燥してくれるこのスバラシイマシーンがあって大助かり。
14時にチェックインしたのだが、「2階の朝食会場が今の時間、夜8時までラウンジとして開放していてドリンクサービスもあります。」とフロントで教えてもらったので荷物を降ろしてLGスタイラーをONしてからラウンジに向かう。
そうそうこのホテルの1階はコンビニで、おやつや軽食を買うのにも便利だ。そしてラウンジや客室に向かうにはエレベーターでカードキーを認証させないとボタンが押せないのも防犯上安心でおすすめしたい点だ。

盛岡駅バスターミナルを前に.jpg 2.85 MBラウンジ.jpg 2.72 MB

ラウンジは広めでコロナ禍の時代を反映するように一つ一つ、区切ってあるのが印象的だ。私たち以外は親子二人組のみ。目の前に盛岡駅からそれぞれの行き先に出発するバスを眺めながらアイスコーヒーをいただく。子供向けにもカルピスやオレンジジュース、お茶などもあり、これまた便利。前述の親子もジュースを飲みながら、なぜか夏休みの宿題のラストスパートを母親主導でしていた。
盛岡観光については後日別で記載予定だが、今回特におすすめしたいのがこのホテルの朝食。とにかく素晴らしい、の一言。おいしいのはもちろん、コロナ禍を考慮してのシステムや盛岡の郷土料理を楽しみたいという旅人の希望も叶えてくれる。そしてそれが一人朝食込みで5000円というコスパ。オープン直後のお披露目価格なのだろうか?と何回も考えてしまった。
まず朝食会場に着くと、消毒、手袋をつけてメインを選ぶカウンターへ。
スクランブルエッグ&岩手県産のベーコンセットか焼き魚(鮭か鯖)を選ぶ。
娘はスクランブルエッグ、私は鮭をチョイス。
ここを過ぎるとメインのカウンターがあり、小鉢に入っている様々なおかずを希望を言って受け取る。(お客さんがトングで取る必要がなく、衛生面でも安心。)おかずの中の一つに牛乳瓶のような長めの容器に層状に具材が入れられたものがあって、これと自分で機械で入れた白米(大、中、小と選べる。)で海鮮丼が作れる仕組みになっていたのは楽しかった。
楽しみにしていた三大麺もそれぞれが一口サイズになっていて、朝食で食べるには程よいボリュームで全種類を制覇するのにあっけなく成功。
おかずはどれも新鮮で、おいしい。おいしくないものが一つもなかった。
牛乳も初めて知った「くずまき高原牛乳」というもので生乳100パーセントを75度15分で殺菌した特別な製法らしく、瓶の上部に純正生クリームの塊ができる自然そのものの味わいを大切にした牛乳で、牛乳の横に置いてある木製のスティックで混ぜたり、そのまま塊を楽しんだりするそう。これは新しい牛乳の楽しみ方だった。
くずまき牛乳推しの私は実は乳糖不耐症なのでヨーグルトをいただいた。そしてこのヨーグルトがおいしくておかわりしてしまった。聞く時間がなかったがおそらくくずまき高原のヨーグルトだろうか、また行きたい場所が増えてしまった。
すべてがおいしかった朝食だが、私と娘、二人ともナンバーワンを挙げるなら、初めて食べたひっつみ汁。名前だけは聞いたことがあったが、これほどまでに全ての具材が調和して出汁とともに人の舌を優しく包みこんでくれる汁物は初めてかもしれない。
娘が食べ終わると、家に帰ったら作ってみてね!とすかさず言ったことを付記しておく。
子供の舌は正直だ。初めてのものでもそれが忘れられないほどおいしいものであることを直感で感じているのだ。
もちろんひっつみ汁にチャレンジするつもりだが、素人の私にあの味が出せるとは到底思えない。ひっつみ汁の美味しさをまた堪能する、そしてくずまき高原を目指す日を今から楽しみにしている。

朝食カウンター.jpg 2.29 MB

三大麺.jpg 3.27 MB海鮮丼.jpg 2.89 MB