千葉県在住、ホテルと旅が好きな、
カメラ女子の @mii_41 です。

能登の知人にご紹介いただき、
石川県羽咋郡志賀町の伝統あるお祭り
「冨木八朔祭礼」に行ってきました。

˗ˏˋ 太鼓や鐘にあわせてキリコや神輿が練り歩く姿が圧巻! ˎˊ˗
冨木八朔祭礼(とぎはっさくさいれい)

日程:毎年8月第4土曜日と翌日の日曜日
場所:石川県・羽咋郡志賀町

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2024年元旦の能登半島地震で
大きな被害を受けた志賀町。

震災の影響で昨年は神事中心の縮小開催でしたが、
今回の冨木八朔祭礼は、2年ぶりの本格開催となりました。

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通りがかりに、キリコを組み立てているシーンに遭遇。
声をかけて写真を撮らせていただきました。


◾️能登のおもてなし文化「よばれ」
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能登のお祭りには、お祭りの日に親戚や友人を自宅に招いて、
ごちそうでもてなす「よばれ」という習慣が古くからあります。

今回は、知人にご招待いただき、
その「よばれ」の文化を体験してきました。

友人はもちろん、知人のお子さんのお友達も呼ばれ、
初めましての私たちも温かく迎えてくれました。

会話の中で特に印象的だったのは、知人の息子さんの
「屋台がたくさん出る祭りを祭りと思って欲しくない」の一言。

若者がこう思ってくれる文化があるって、すごく素敵。

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食後には太鼓を体験。

志賀町は、能登の中でも太鼓文化が盛んな地域。
2人がペアになって、ひとつの太鼓を打つのが特徴で、
子供から大人まで太鼓を叩くことができます。

昨年10月には、リレー形式に和太鼓を叩いた最多人数(269人)が
ギネス世界記録に認定されたのだそう。


◾️猿田彦神社の秋季祭礼「福浦祭り」

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お祭りは夕方からなので、
福浦港で開催されている「福浦祭り」へ。

天狗が先導道案内を行い、
猿田彦神社から海上渡御を行う神様船までの間を、
区民が仮装行列して盛り上げる。

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福浦港でも「よばれ」にも招待されて、
2軒目の「よばれ」へ。


同じく声をかけられて来ていた外国の方とも
お話ができたりしたのがとっても新鮮でした。

こういうご縁が「来年以降にも能登に来る理由」に
なるといいなと思いました。


◾️約30基のキリコが乱舞する『冨木八朔祭礼』の「お旅祭り」

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約30基のキリコが、男神を乗せた神輿を迎えに、
冨木八幡神社まで「冨木八朔祭礼唄」を
唄いながら練り歩く「お旅祭り」。

女神との逢瀬のために、男神を御輿に乗せて渡御したことが
冨木八朔祭礼の始まりといわれているのだそう。

まるで七夕の織姫と彦星みたい。

参道の両側を埋める見物客をかき分けて、
「サーセイッ」の掛け声でキリコを持ち上げながら
境内へ駆け上がる姿は、圧巻。

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「お旅祭り」の合間合間でも
突如として太鼓の演奏が始まり、
周りから拍手が上がったりと、
楽しい雰囲気が伝わってきました。

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◾️富木来領家町の住吉神社に各地の神輿が集まる『冨木八朔祭礼』の「本祭り」

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男神を乗せた神輿と地区の神輿が増穂浦へ集まる「本祭り」。

前日のキリコと同様の「サーセイッ」の掛け声で
住吉神社に各地の神輿が集まる。


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神輿が集まったら、
住吉神社神事の太鼓イベントが。

志賀町らしい2人ペアでの
太鼓演奏のシーンもありました。

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その後は、集まった11基の神輿が列をなして、
白砂青松の海岸を渡御する「浜廻り」へ。

能登のきれいな海と煌びやかな神輿が
とてもきれいで、印象的でした。

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志賀町の人の温かさと、能登を愛する気持ち、
お祭りへかける想いを全身で感じられた2日間でした。DSC_3855.jpeg 3.16 MB(おまけ:町長さんの太鼓演奏)

また能登に遊びに行きたくなったし、
得意な写真と、旅好きの性格を生かして、
能登の復興に自分なりに関わっていけたら嬉しいなと思いました。