桜の季節がやってきました。
年に3,4回京都を訪れる私ですが、桜の季節の京都も大好きで何度か訪れています。
今年の京都の桜の開花は3月26日。満開は4月2日と予測されています。
ひと足先に京都の桜 私がリピしているおすすめスポットをご紹介して春の京都旅のお役に立てていただけたらと思います。
1. 蹴上インクライン
かつて京都と大津の間を結んでいた琵琶湖疎水を航行する船は、傾斜の激しいこの区間を線路のうえを台車に乗って通過していました。これが傾斜鉄道(incline)です。
明治24年から50年以上にわたり活躍していましたが昭和に入ると水運利用は低迷。戦後まもなく運航を休止されました。今は使われなくなったこの線路に沿って500メートル超に渡り桜並木が続いています。かつての活躍を偲びながら線路の上を桜を見ながら散策することができる京都きっての観桜スポットです。
まっすぐ伸びるレールを桜越しに上から眺めることもできますよ!
こちらは南禅寺の三門。紅葉で有名な南禅寺は桜の名所としても有名です。どっしりと構える三門に桜が彩を与えてくれます。三門に上がり眺めることができる桜色に染まる境内は絶景。蹴上インクラインからは十分徒歩圏なので合わせて楽しむことができます。
2. 哲学の道
秋にも紅葉スポットとしてご紹介した洛東の琵琶湖疎水に沿って整備された遊歩道、哲学の道。ここは桜のスポットとしても有名です。2キロにわたる遊歩道沿いに桜並木が続いており桜を堪能しながら散歩を楽しむことができます。
延々と続く桜並木を眺めるだけでもため息が出るほど美しいのですが、私が一番すきなのは疎水を流れていく花びらたちを眺めること。
咲いている桜はもちろんですが、散り行く桜、散って水面を流れていく桜。どれもこれも絵になる景色です。ここにいればどれだけだって飽きずに時を過ごすことができます。
花筏となって疎水を流れていく花びらたち。桜の木の影を映すことができるほどにびっしりと水面に落ちています。
わが息子もしきりに水面の写真をカメラに収めていました。
3. 伏見であい橋
最後は京都市の南部、伏見区中書島駅のほど近くにある「伏見であい橋」。
日本酒で有名な月桂冠大倉記念館や坂本龍馬襲撃の舞台となった寺田屋もある観光スポットの多いエリアです。
ここを流れる宇治川に続く小川と濠川がここで合流するのですが、ここにかかるY字型の歩道橋が「伏見であい橋」。桜の時期になると多くの観光客で賑わう絶景スポットです。
二手に分かれる歩道橋。個性的な作りです。
歩道橋の上から手に取るほど近くに見える桜を眺めていると少しメルヘンチックな世界に入り込んでいきそうです。
宇治川の派流側の堤沿いに桜並木が続きます。ここは十石舟が運航されていますので舟に乗って観桜を楽しむこともできます。船の運航時間終了後はカヌーを楽しんでいる人もいましたよ!
坂本龍馬も楽しんだといわれている歴史ある桜の名所なのですが、2017年「君の膵臓をたべたい」のロケ地になり、映画ポスターもこの橋で撮られたことから一気に知名度が向上しました。
いろいろなものが消されていますがだいたいこの辺りで撮影したと思われます。
映画のロケ地に選ばれるだけあって桜とそこを流れる小川と独特の形をしたY字の歩道橋とが絶妙なバランスを保ちながら見事な景色を作り出してくれています。何度でも訪ねたくなる場所で、実際花見の季節になると毎年のように訪ねています。
今回寺社にはあまりスポットを当てませんでしたが、京都には金戒光明寺や平安神宮など寺社にも桜の名所はたくさんあります。これらも織り交ぜながら今回ご紹介したスポットにもぜひ足を運んでいただけたら嬉しく思います。
そして、今年ももちろん行くつもりです!花見に京都!